住宅の気密性とは?重要性や高気密な家づくりのポイント

公開日:2025/04/16
住宅の気密性

近年、高気密住宅の人気が高まっています。気密性の高い住宅は、室内と外の空気の出入りを抑え、快適な室内環境を長く維持できるのが特徴です。この記事では、住宅の気密性とは何か、そしてなぜそれが重要なのかを詳しく解説します。家づくりを検討している方は、ぜひご一読ください。

住宅における気密性とは

住宅のすき間をできるだけ減らし、屋外と室内の空気を分断する性能のことを気密性といいます。気密性の高い住宅は、室内の温度や湿度を調整しやすくなるので、快適性にも優れています。

冷暖房で調整した室温も保てるので、省エネにもつながるでしょう。快適な暮らしを実現するには、空気の出入りを極力減らす気密性の高い住宅を建てることが重要です。

気密性が重要な理由

住宅における気密性が重要な理由を紹介します。

光熱費を抑えられる

気密性が高い住宅は、屋外と室内の空気を分断できるので、外気の影響を受けにくくなります。冷暖房で調整した空気が保てるので、効率よく冷暖房を使用でき、光熱費を抑えることにつながります。

断熱性を保てる

高い断熱性能で屋内外の熱移動が少なくなっても、気密性が低いと隙間から空気が出入りしてしまい断熱性能の効果が落ちてしまいます。気密性能と断熱性能が揃うことで、それぞれのメリットが活かされ、室内の快適性が保てます

快適な湿度を保てる

気密性が低いと、屋外からの湿気が浸入しやすくなります。屋内の湿度が高くなりすぎると、カビやダニなどが発生する原因になります。

気密性が高い住宅は、家全体を換気することが可能です。湿気の侵入を防げるので快適な湿度を保てます。カビやダニの発生を防ぐことは、健康な暮らしにもつながります。

結露を防げる

気密性が高い住宅は、結露を抑える効果があります。結露は、窓ガラスやサッシなどの表面で起こる外部結露と、室内の湿度が壁の中や天井裏などに侵入することで起こる内部結露があります。

とくに内部結露は発生していても気がつかないため、気がついたときにはカビや腐食が進んでいる可能性も少なくありません。気密性が高くすることで結露を防げると、住宅の劣化を防ぐことにもつながります

ヒートショックを予防できる

めまいや失神などを引き起こすヒートショックは、急激な温度変化が原因です。冬場は、暖房で温められている部屋と、廊下や洗面所などの温度差が大きくなります。

気密性の高い住宅ならば、突然の温度変化を避けられるので、ヒートショックを予防することが可能です。

防音効果が高い

気密性の高い住宅は、防音効果も高くなります。隙間から内部の音が漏れたり、外部の音が入ってきたりする心配がありません。

大きい道路に面している住宅や繁華街に近い住宅の場合、騒音トラブルを防ぐためにも気密性の高い住宅が推奨されます。

床が冷えにくい

基礎から気密性にこだわると、隙間が少なく外気の影響を受けにくくなります。そのため、床や足元が冷えにくくなります。効率よく暖房を利かせられるので、足元から暖かく過ごせるでしょう。

気密性の高い家を建てるコツ

高い気密性を実現させるためには、施工方法や設計段階での配慮が重要です。ここからは、気密性の高い家を建てるためのコツを紹介します。

樹脂製の窓を選ぶ

空気の50~70%は窓から出入りするといわれているため、気密性の高い家にするには、窓選びが重要になります。フレームが樹脂製の窓は、室内に冷たい空気を入れず、室内の暖かい空気を逃がさないといった性質をもちます。

アルミフレームと比べると、高い断熱効果が期待できるでしょう。熱が伝わりにくいので結露やカビを防止できます。お手入れもしやすいので、掃除も簡単です。

複層ガラスを選ぶ

複層ガラスは、2枚のガラスを組み合わせたものです。ガラスとガラスの間に乾燥した空気を注入したり、真空状態にしたりするので、熱伝導率が低くなり省エネ効果もあります。

複層ガラスは断熱性にも優れているので外気温が伝わりにくく、結露や紫外線対策にも効果的です。複層ガラスにすると費用がかかりますが、その分快適な暮らしが実現します。

数値を確認する

気密性は、C値という数値で表します。C値は、家のすべての隙間面積を延べ面積で割ったものです。数値が少ないほど隙間が少ないことになるので、気密性が高くなります。

住宅の省エネ性能の基準は、次世代省エネルギー基準として国で定められています。ハウスメーカーを選ぶ際には、気密性の数値が明確に示されている会社を選ぶと安心です。

気密測定を行う

気密性が高い住宅であるかは、気密測定を行うと分かります。気密測定は、まず機械を使って室内の空気を外へ強制的に排出します。その後、室内の空気圧がどれだけ変化するかを測定します。

家を建てた後に気密性能を高めるのは難しいでしょう。快適に過ごせる住宅にするためには、しっかり気密測定を行ってもらうことが重要です。

まとめ

住宅の気密性が重要な理由や気密性の高い家を建てるコツを紹介しました。気密性の高い住宅ならば、1年を通して一定の室温を維持できるので、快適な暮らしが実現するでしょう。さらに、気密性は快適な暮らしだけでなく、省エネ性や耐久性、ヒートショックの予防にも影響します。気密性を高めるためには、窓やガラス選び、数値などにもこだわって家づくりをすることが重要です。ハウスメーカーを選ぶ際には、丁寧な施工技術や知識があり、気密性の数値が明確に示されている会社を選びましょう。

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会社名アコルデ工藤工務店レモンホームマッケンジーハウストゥルーライフ
断熱材セルロースファイバーセルロースファイバー硬質ウレタンフォーム硬質ウレタンフォーム硬質ウレタンフォーム
耐震等級◎耐震等級3◎耐震等級3◎耐震等級3◎耐震等級3◎耐震等級3
長期優良住宅○全棟標準化--
ZEHビルダー認定登録店
断熱性能◎6等級○5等級◎5と6等級◎5と6等級◎6等級
気密(c値)○0.4以下-◎0.3○0.3~0.6以下○0.4(気密仕様の場合)
地盤保証最高5,000万円保証期間20年35年20年20年最高5,000万円保証期間20年
白アリ保証最長20年-5年-最長20年
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