注文住宅の費用相場はどのくらい?内訳や費用を抑えるコツも紹介

公開日:2025/04/16
費用相場

注文住宅を建てる際にもっとも気になるのが、建築費用です。どれくらいの予算を準備すればよいのか、何にお金がかかるのか、気になる方は多いでしょう。この記事では、注文住宅の費用相場や内訳をくわしく解説し、建築コストを抑えるためのポイントも紹介しているので参考にしてください。

注文住宅の費用相場・内訳

注文住宅にかかる費用は、建物の大きさや構造、設備などの要素によって異なりますが、坪単価をもとにした概算で、おおよその費用を把握することが可能です。

坪単価は93.24円

住宅金融支援機構の2020年度調査によると、注文住宅の全国平均の住宅面積は約37.6坪であり、建築費の全国平均額は3,532.5万円でした。これをもとに計算すると、注文住宅の平均的な坪単価は約93.94万円という結果になりました。

よって、30坪の住宅での平均的な費用は約2,818万円です。また、35坪の住宅では、平均費用は約3,288万円となり、40坪の住宅の費用は約3,758万円と計算できます。

費用の内訳

注文住宅を建築する際には、これらの建築費用のほかに、さまざまな費用が発生します。まず、土地を所有していない場合は土地購入費が必要です。立地や広さによって大きく異なりますが、とくに利便性の高いエリアでは高額になりがちです。

また、建物の本体工事費用も大きな割合を占めます。本体工事費とは、基礎・柱・梁などの構造部分や内外装、設備工事などにかかる費用のことで、総予算の約70%以上を占めるのが一般的です。

さらに、本体工事費のほかに発生する、帯工事費も考えなければなりません。総費用の20〜25%程度が目安とされています。

さらに、諸費用として、不動産登記費用、火災保険・地震保険などの保険料、印紙税、住宅ローン手数料、引っ越し費用などが挙げられます。諸費用の相場は建築費用の10〜20%程度で、建築費が4,000万円の場合、400〜800万円程度が目安です。

建売住宅と比較して費用が高くなる理由とは

注文住宅は、建売住宅と比べて高額になる傾向があります。その大きな理由のひとつが、工期の長さです。建売住宅は、同じ設計や工法で一度に複数棟を建築するため、作業効率が高く、短期間で施工できます。

一方、注文住宅は、施主の希望に応じて一から設計し、それぞれの仕様に合わせて施工するため、工期が長引きがちです。工期が延びると、比例して職人の人件費、管理コストなども増加し、総費用が高くなるのです。

また、注文住宅は自由度が高く、施主の希望に応じた間取りやデザインを実現できることが大きなメリットですが、建材や設備の選択肢が広がり、標準仕様よりもグレードの高いものを選ぶことが多くなります。

このように、注文住宅は自由度が高い分、工期の長さや仕様の違いなどにより、コスト増加につながります。予算と希望のバランスを考えながら、間取りなどの計画を進めることが重要です。

注文住宅の費用を抑えるコツ

注文住宅は自由度が高い反面、こだわりを詰め込みすぎると予算オーバーになりがちです。ここでは、注文住宅の費用を抑えるための具体的な方法を紹介します。

延べ床面積を減らす

建築費用は、延べ床面積に比例して高くなる傾向があります。そのため、無駄なスペースを削減し、必要最低限の広さで設計するとコストを抑えやすくなります。

たとえば、収納を工夫して居住スペースを確保したり、ロフトを設けて空間を有効活用したりするのもひとつの方法です。

シンプルな外観・間取り

建物の形状が複雑になると、外壁や屋根の施工面積が増え、工事費用がかさみます。コストを抑えるには、凸凹の少ない総二階建てのような四角い形状が理想的です。

このようなデザインは建材の使用量を減らし、施工の手間を抑えられるため、費用を削減できます。

設備の費用対効果を考える

キッチンや浴室、床材などは、高級仕様にこだわると費用が一気に膨らみます。必要な部分にはお金をかけつつ、コストを抑えられる部分は標準仕様にするなど、バランスを考えることが大切です。

水回りを集約する

キッチン、浴室、洗面台、トイレといった水回りの設備を近くに配置すると、配管工事がシンプルになり、施工費を抑えられます。

また、水回りの動線がスムーズになるため、日々の家事負担の軽減にもつながります。設計段階で動線を考慮しながら、水回りの配置を決めることがポイントです。

外構は最小限に

フェンスや門扉などの設置費用は、高額になりがちです。外構のデザインをシンプルにするとともに、防犯の観点から、あえてフェンスを設置しない選択肢も検討するとよいでしょう。

冷暖房設備を見直す

快適な住環境を維持するために、部屋ごとにエアコンや床暖房の設置を検討する人が多いです。しかし、全館空調を導入することで、家全体の温度を一定に保ちやすくなり、部屋ごとにエアコンを設置するよりも光熱費の削減につながる可能性があります。

まとめ

注文住宅の費用は、設計や設備の選び方によって大きく変動します。延べ床面積を抑えたり、シンプルな間取りにしたりすることで、コストの削減が可能です。また、水回りを集約する、外構を最小限にするなどの工夫も有効でしょう。家づくりは非常にお金がかかるので、こだわりと予算のバランス感覚が求められます。しっかりと計画を立て、無理のない範囲で理想の住まいを実現しましょう。

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