ZEH住宅とは?メリット・デメリットや補助金制度について

公開日:2025/04/16
ZEH

住宅購入について調べていると、ZEH住宅というワードを目にすることが多いでしょう。ZEH住宅にはさまざまなメリットがある一方で、いくつかのデメリットもあります。今回はZEH住宅について、詳細や認定条件のほか、メリット・デメリットについても詳しく解説します。住宅購入を検討している人はぜひ参考にしてください。

ZEH住宅の概要

ZEH住宅とは、日々の生活で使用するエネルギーよりも多くのエネルギーを生み出せる住宅です。ここでは、ZEH住宅の概要について詳しく解説します。

ZEH住宅の概要

ZEH住宅はNet Zero Energy Houseの頭文字を取った略称です。具体的には、毎日の生活で消費するエネルギーと太陽光発電などで生み出すエネルギーを比較した際に、プラスマイナスゼロまたは生み出されたエネルギーが多い状態であることが条件です。

つまり、ZEH住宅は生み出したエネルギーで消費エネルギーをまかなえる住宅を指します。ZEH住宅の基準を満たすには、太陽光発電などを利用した創エネと、高断熱・省エネにこだわることで消費エネルギーを抑える工夫が必要です。

専用の補助金制度が用意されており、一部については今後詳細が発表される予定です。

ZEH住宅の認定基準

ZEH住宅の認定基準は、断熱性能・一次エネルギー消費量・太陽光発電・一次エネルギー消費量削減率の4つの項目で判断されます。断熱性能は等級5以上が基準となりますが、建設地の風土や気温によって細かな基準が異なります。

一次エネルギー消費量は住宅の4項目における年間の消費エネルギー総量を指し、断熱性能と省エネによって2割以上削減できることが条件です。また、創エネのため太陽光発電を設置すること、ここまで挙げた3つの条件をすべて満たした上で創エネが消費エネルギーを上回っていることも求められます。

ZEH住宅のメリット

ZEH住宅の認定を受けることにはさまざまなメリットがあります。具体的なメリットは以下のとおりです。

年間を通して快適な室内環境を保ちやすい

ZEH住宅は高断熱・高気密で外気の影響を受けにくく、冷暖房の効果を最大限に活かせるのが特徴です。夏は涼しく・冬は暖かく過ごせるため、一年を通していつでも快適な空間をキープできます。

光熱費をカットできる

ZEH住宅は最低限の稼働で快適な空間を保てるため、光熱費の削減効果が期待できます。国のデータによると、ZEH住宅は通常の省エネ住宅と比較して年間数万円もの光熱費削減効果を得られることがわかっています。

遮音性が高い

ZEH住宅では建物の断熱性が重視されるため、グレードの高い断熱材を使用するのが通常です。ハイグレードな断熱材は遮音効果に優れているものも多く、住宅周辺の騒音を遮断して静かな空間でリラックスできるでしょう。

災害時にも役立つ

太陽光発電による創エネと蓄電池や燃料電池を組み合わせることで、停電時にもエアコンなどの家電製品を数日間は通常どおり使用できます。地震や台風による被害が多い日本において、災害時の対策は不可欠です。

ZEH住宅を購入することで、災害時の備えとしてエネルギーを蓄えることが可能です。

住宅を売却する際に高値がつきやすい

ZEH住宅の基準を満たせるのは省エネ性や断熱性、創エネに優れたハイクオリティな住宅であるため、将来的に住宅を売却する場合、高値で取引されやすくなります。住宅は所有者にとって大切な資産のひとつであり、売却時にしっかりと評価してもらえるのは大きなメリットです。

ZEH住宅のデメリット

ZEH住宅には数多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットもあるため注意が必要です。ここでは、ZEH住宅のデメリットについて詳しく解説します。

建築コストが高くなりやすい

ZEH住宅は高機能・高性能な住宅です。通常の省エネ住宅と比較すると材料費などが嵩むため、建築コストが高くなりやすい点に注意が必要です。

点検・メンテナンスが必要

ZEH住宅は機能を長く維持するための点検が不可欠となります。建築コストが高くなることももちろんですが、引き渡し後にも点検・メンテナンスの費用がかかることを頭に入れておきましょう。

デザインの自由度が下がることも

ZEH住宅はさまざまな項目についてハイクオリティな仕様を求められるため、デザインよりも性能・機能を重視した住宅になりやすい点もデメリットです。間取りや窓の数、屋根の形などにはとくに影響が出やすいため注意しましょう。

創エネによる発電量に地域差が出やすい

太陽光発電による創エネはZEH住宅の大きなメリットである一方で、地域差や建物の場所によって発電量に差が出やすいのも事実です。とくに雨が多い地域では、十分な発電量を得られない期間も発生するため注意しましょう。

まとめ

今回は、ZEH住宅の特徴や魅力、メリット・デメリットについても詳しく解説しました。ZEH住宅はNet Zero Energy Houseの頭文字を取った略称であり、毎日の生活で消費するエネルギーと太陽光発電などで生み出すエネルギーを比較した際に、プラスマイナスゼロまたは生み出されたエネルギーが多い状態である住宅を指します。ZEH住宅は年間を通して常に安定した環境の中で過ごせるほか、省エネ効果により光熱費を抑えられること、停電時にも電化製品を使用できることなどがメリットです。一方で、建築コスト・メンテナンスコストがかさみやすいこと、デザインの自由度が制限されることなどがデメリットです。メリット・デメリットをしっかりと理解した上で購入を検討しましょう。

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会社名アコルデ工藤工務店レモンホームマッケンジーハウストゥルーライフ
断熱材セルロースファイバーセルロースファイバー硬質ウレタンフォーム硬質ウレタンフォーム硬質ウレタンフォーム
耐震等級◎耐震等級3◎耐震等級3◎耐震等級3◎耐震等級3◎耐震等級3
長期優良住宅○全棟標準化--
ZEHビルダー認定登録店
断熱性能◎6等級○5等級◎5と6等級◎5と6等級◎6等級
気密(c値)○0.4以下-◎0.3○0.3~0.6以下○0.4(気密仕様の場合)
地盤保証最高5,000万円保証期間20年35年20年20年最高5,000万円保証期間20年
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